日本人の約9割は歯肉(歯ぐき)になんらかの症状を持っているという調査結果があります。
むし歯に対しては敏感ですが、50歳以上で歯を失う原因の半分近くは歯周病が原因です。
症状が現れてから治療をするのは非常にやっかいな病気です。
1年に一度は歯周病の検査を受けて下さい。
検査の所要時間は約1時間で費用は約¥5,000です。
□国際歯周内科学研究会 http://www.isimp.jp/
歯周病の原因
歯周病(歯槽膿漏)の大きな原因は食べカスを栄養源とする細菌です。噛むという行為は、歯のまわりの組織を丈夫にすることにつながります。固いものを噛めば、歯のまわりの汚れをも一緒に取り去るという自浄作用を促します。
柔らかいものをあまり噛まないで飲みこむと、歯と歯の間に食べカスがたまりやすくなり、細菌が育ちやすい環境をつくることになります。
■歯周病は気づかないうちに進行します。
1.歯肉炎
歯周病は歯肉にだけ炎症を起こす歯肉炎から始まります。歯肉が赤くつやをもったり、歯みがきをすると出血することもあります。
2.歯周炎(軽度)
炎症が進むと赤く腫れる状態が顕著になり、歯みがきをした時に必ず出血します。歯を支える歯周組織にも炎症が進み、骨が溶けはじめます。
3.歯周炎(重度)
さらに進行すると、歯肉から膿や血が出て口臭もひどくなります。骨の多くが失われているので、歯はグラグラしてきます。
歯周病自己チェック
歯周病(歯槽膿漏)は、目に見えない歯と歯肉の溝の中に起こり、気づかないうちに進行してしまいます。
□朝起きた時、口の中がネバネバする。
□歯を磨いたり、固いものを食べると血が出る。
□歯肉がむずがゆい、痛い。
□歯肉が赤く腫れている(健康的な歯肉はサーモンピンクでひきしまっている)。
□歯肉が腫れて盛り上がっている(歯肉が歯に覆い被さっている )。
□口臭が気になる。
□歯の周りに歯石や歯垢(乳白色で歯と区別がつきにくい)が付着 している。
□かたい物が噛みにくい。
□歯が長くなったような気がする。
□歯と歯の間に隙間がでてきた。
□歯がグラグラする。
□歯ぐきから膿がでる。
歯周病治療
歯周内科治療「お口(歯周病)の除菌治療」
除菌方法は、モニターを用いた顕微鏡検査によりお口の細菌の種類や数などを検査し、その細菌に合うお薬や歯磨き粉を用いてお口の中をきれいに除菌するので確実です。
歯周病が進行していない場合でも、除菌方法を行うことにより、これからの歯周病が進行しにくくなるため、最適な予防法ともいえます。
【ポイント】
位相差顕微鏡による菌の確認
細菌の除去薬剤の内服
カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
除菌後の歯石とり
位相差顕微鏡でお口の菌を確認しなくてはなりません。
歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか、位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。
この治療法は21世紀には入ってから行われている最新式の治療方法で「顕微鏡を使った歯周内科治療」です。
まず、綿密な診査を行って、歯周病の実態をつかみ、原因を明確にし除去していく原因除去療法が基本です。
初診時には、プラークの付着状態、ポケットの深さ、歯槽骨の吸収程度、歯の動揺、歯肉の炎症状態、咬合状態を診査します。
それをもとに診査結果、処置内容を具体的にお話し、治療に対し理解と同意が得られた方のみ治療を開始します。
●スケーリング
超音波の器具、または手用の器具を使用し歯石・歯垢を除去する方法。歯は削りません。
●ルートプレーニング
スケーリング後に行う処置。歯石・歯垢による汚れ、柔らかくなった歯の表面の組織を除去し、歯ぐきとの接着をよくすると同時に、スケーリングでざらついた歯の表面を滑らかに硬く保つ方法。
まずは歯周病の検査を行なってみてはいかがでしょうか?
当院では、菌がどのように動いているのかまで、はっきり見えるレントゲンを導入しています。
●正確な診査
http://www.gcdental.co.jp/product/promax/2d3d.html
歯周病は顕微鏡で自覚(多くの患者さんが、びっくりされます)

る意識を高める効果もあり、お口の中の状態が改善されていくのを視覚で確認できるため、とてもわかりやすいという点も挙げられます。
歯周病菌やカビなどを見ることができます
※顕微鏡で見る事ができる菌がすべて悪い菌というわけではなく、良い菌や排除しきれない菌もいます。
歯周病位相差顕微鏡検査のメリット
顕微鏡で観察することで、患者さんのお口の中の状態を把握することができ、より正確な治療を行うことができます。
その他に、患者さんご自身の歯に対す
■スピロヘータ(歯周病菌)
らせん状(spira)の毛(chaete)という意味に由来します。
●歯周局所には梅毒の病原体で代表されるトレポネーマ(Treponem
a)属が多く居座っています。
●歯肉溝滲出液(しにくこうしんしゅつえき:上皮や結合組織を通して出てくる組織液)を主な栄養源としていて、歯周ポケットが形成され、滲出液の量が増加すると爆発的に数を増やします。
●歯肉炎や歯周病が進行し、歯周組織の細胞間隙に侵入すると、症状を急激に悪化させ、無歯顎になるまで居座り続けます。
●免疫応答を抑制する性質があるため、特異抗体が産生されずらくなります。
歯周病は薬で治る
治療の流れ
坑真菌剤シロップの塗貼、内服投与
約3日〜1週間後に再度、問診と位相差顕微鏡で除菌状態の確認を行なう。
この1週間でほとんど改善することができます。
これまで、外科的歯周治療でしかできず、1年2年の単位で治療期間を要していた歯周病がこのような方法でほぼ完治(90%)できるのです。
しかも、メスなどの切開を必要とする苦痛や痛みの伴う方法ではありません。基本的には薬の貼塗と投与です。
※虫歯がある場合は、別途虫歯治療は必要です。
患者さんの体感
・歯茎の出血が止まった
・歯茎の色がもどった
・口の中がさわやかになった
・口臭が消えた
・歯茎が引き締まった
しかし、歯周病は感染性の病気ですので、家族や恋人などと接することによってまた感染してまうケースもありますので、できるだけ身近な方(家族単位)で治療を同時期に行なうことをオススメします。歯周病治療も万全、完全ではありません。